【知らぬ間に危険信号】側頭筋のストレッチ方法を画像付きで解説!
こんにちは、ライターのイノッチです!
この記事をご覧の方は、次のようなお悩みをお持ちではないでしょうか?
- 側頭筋について詳しく知りたい
- 顎関節症が怖い
- 側頭筋のストレッチ方法が知りたい
そんな方のために、今回は「側頭筋」について、co-nectトレーナーのまさにいに解説していただきました!
側頭筋の位置や働き、ストレッチ方法まで解説します
側頭筋とは?
まずは読み方からです。
「そくとうきん」と呼びます。
その名の通り、頭の側面にあるのでこのような名前が付きました。
側頭筋の位置について
側頭筋は上の画像のように側頭筋膜という頭の上の方から始まり、下顎骨筋突起(上の画像の顎関節の辺りの出っ張り)まで伸びている頭の中では大きな筋肉です。
側頭筋のはたらき
側頭筋は主に
- 下顎骨の挙上(口を閉じる時の動き)
- 下顎骨の後方移動(下顎を後ろに引く動き)
の2種類のはたらきがあります。
食べ物を歯で噛んだり、スポーツで力を入れるときに必要となります。
なぜ側頭筋が硬くなるの?
一見、普通に生活していれば、食べ物を噛むことは多いため、何もしなくても問題なさそうです。
しかし、現代人の生活には側頭筋が硬くなりやすい性質があるのです。
理由①:柔らかい食べ物が増えたから
昔に比べて、硬いものを食べることが少なくなりました。
例えば
- ハンバーグ
- パン
- スパゲッティ
- カレーライス
など、玄米や芋の煮物、根菜を多く食べていた昔に比べれば柔らかい食べ物を食べる機会が増えています。
また、弥生時代では1階の食事で4000回近く噛んでいたのに対し、現代は600回程度しか噛んでいません。
このことから、現代の人はあまり歯を使えていないことがわかります。
参考:https://admcom.co.jp/admwp/?p=1397
理由②:パソコン作業が増えたから
パソコンを使う際、集中していると無意識のうちに歯を強く噛み締めていることがあると思います。
このようなことが長時間起きてしまうと、側頭筋がずっと緊張した状態になってしまい、筋肉が硬くなりやすいです。
側頭筋をストレッチしないとどうなる?
側頭筋をストレッチしないと次のような悪影響が出ます。
噛む力が弱くなる
側頭筋がうまく動かなくなると噛む力が弱くなってしまいます。
噛む力が弱くなると、顎の骨などが十分に発達しなくなり歯並びの乱れや顎関節症になりやすくなります。
また、噛む力が弱くなると、自然と噛む回数も減っていきます。
その結果、唾液が出づらくなり、虫歯や歯肉炎にもなりやすくなってしまいます。
頭痛になりやすくなる
側頭筋が硬くなると、頭の筋肉が柔軟に動かなくなり、脳が通常よりも圧迫されやすくなります。
その結果、頭痛が発症しやすくなります。
側頭筋のストレッチ方法
それでは早速、側頭筋のマッサージ方法とストレッチをご紹介します!
ストレッチをすることで、柔軟性が上がるだけでなく動かすための筋力もついてくるので、ぜひ一緒に行ってみてください!
側頭筋のほぐし方
まずは硬くなった側頭筋をほぐしていきましょう。
その前に、側頭筋がどこにあるのか、チェックする必要があります。
歯を食いしばった時に、こめかみのあたりで浮き出てくる場所があると思います。
そこが側頭筋になります。
(横からの位置)
(正面からの位置)
- 人差し指・中指を側頭筋に当てます
- ゆっくりと円を描くようにほぐしていきます。
- 反対回しも行います
側頭筋を伸ばすストレッチ
続いて、側頭筋を伸ばすストレッチを行います。
- 口を大きく開けます
- 口を閉じ、噛み締めます
- 1と2をゆっくり繰り返します
こちらのストレッチをすることで、側頭筋を大きく動かすことができ、筋肉を柔らかくすることができます。
これらに加え、普段から硬いものを食べる習慣をつけるのが良いでしょう。
アーモンドなどのナッツ類は栄養価も高く、しっかり噛むことができるためオススメです!
まとめ
みなさん、側頭筋について理解が深まったでしょうか?
小さい筋肉ですけど、身体に対して大きなはたらきを持つ筋肉ですので、定期的にストレッチをして健康的な身体を作っていきましょう!