労働災害の6割以上。職場環境によっておきる腰痛について
腰痛の85%は原因不明と言われていて、神経症状(しびれやまひなど)や重い基礎疾患などがなく、エックス線やMRIなどの画像検査をしても、どこが痛みの原因なのか特定しきれない「非特異的腰痛」です。いわゆる腰痛症と呼ばれるものはこれにあたります。
今回は、そんな腰痛の中でも職場環境によって起きる腰痛について解説していきます。
腰痛は労働災害の6割以上を占める
職場環境によって腰痛を発症する人は非常に多く、労働災害全体の6割以上を占めています。体に負荷のかかる重労働、特に重たいものを持ち上げる作業や体幹を曲げたりひねったりする作業には気をつける必要があり、介護や看護の職場で多いとされています。逆に同じ姿勢をとり続けるような職場でも多く、デスクワークをしている人や長距離輸送のドライバーにも腰痛は多く発生します。これは股関節やその周辺の筋肉の柔軟性が失われてしまうことにも一因があると考えられています。
職場でのメンタルヘルスとの関連も指摘されていて、仕事に対する満足度や人間関係なども腰痛の発症や長期化と関連があるため、ストレスを溜めない環境作りも大切です。
また、生活習慣の中でも特に「運動不足」と「喫煙」は腰痛と関連していることがわかっています。
腰痛の早期発見が重要なわけ
腰痛は、神経、内臓、血管、心因性の病気などが原因で起こることがあります。特に内臓の病気や脊椎の腫瘍・感染・炎症・外傷などが原因になっている場合は、早めに見つけて治療する必要があります。
腰の周辺が痛む症状があるその他の病気
腰に由来
- 腫瘍(脊椎腫瘍、脊髄腫瘍、馬尾腫瘍など)
- 脊椎感染症(化膿性脊椎炎、脊椎カリエスなど)
- 外傷(腰椎骨折、脱臼など)
- 腰以外に由来
- 変形性股関節症など整形外科の病気
- 尿路結石など泌尿器の病気
- 子宮内膜症など婦人科の病気
- 胆嚢、十二指腸、膵臓など消化器の病気
- 解離性大動脈瘤など血管の病気
- 統合失調など心因性の病気
など
痛みの改善には運動が有効的
慢性的な痛みの原因が、生活習慣や長時間の仕事によって引き起こされてる痛みである以上、長年の自分の身体のクセが姿勢に現れていると判断するほうが、どちらかと言えば妥当です。
そういった観点から、co-nectでは姿勢を支えている筋肉や普段自分が集中して使いすぎている筋肉とは逆側(例えば、腹筋の逆側として背筋のように)を鍛えることで支え合う状態を作り、結果的に正しい姿勢を作り出す筋力を強化できる運動にやる本質的な対策方法をご紹介しております。
運動といっても、そんなきついものでもなく、シンプル且つ短時間でできる運動がメインになります。気になったらこちらの動画をご覧いただけますと幸いです。
自分ではなかなか判断できない方は、お近くの整体などで自分の身体のクセを見つけてもらうのも一つの手かもしれません。
あなたにとって最適な運動法について
ネット上では、たくさんのストレッチやトレーニングメニューを知ることができます。
もちろん、その中から自分に合ったメニューを実践していくのも一つですが、あなたの姿勢や日常生活に合わせたメニューを知る機会もあります。
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