【バディトーク】中山友貴① -学生で事業を始めたきっかけからco-nect誕生まで-

こんにちは!ライターのイノッチです!

今回のバディトークは中山さんへの全3回のインタビューです。

第一回は中山さんに事業を起こすきっかけから、co-nectの誕生までをインタビューさせていただきました。

バディトークとは

co-nectは「からだが変わり、こころがつながる」というビジョンを基に「バディ」という家族のような関係を大切にしています。
そのバディの一員であるco-nectのメンバーにそれぞれの思いをインタビューしていくコンテンツとなります。

自分で事業を起こしたいと思ったきっかけ

ーー 自分で事業を起こしてみたいと思ったきっかけは何でしたか?

自分で事業を起こしたいと思ったことは、実は一度もなくて、きっかけとしては大学生の頃に遡るんですが、大学生の空きコマって超暇じゃないですか。
空きコマが2個続いたら3時間くらい暇になります。
そこで、暇な時間何しようってなるわけです。

これが都会のキャンパスとかだと、その時間で、ちょっとショッピング行こうとか、色々できるかと思うんですが、僕らの大学って山の上にある田舎のキャンパスだったので、暇で暇でしょうがなくて、野原でフリスビーとかして遊び始めるんですよ。

でも、それも飽きるじゃないですか。

最終的にプログラミングできたらカッコいいな、と思い独学でプログラミングの勉強をはじめました。

プログラミングの学習を進めていくうちに、実際に何か作りたいなと思ったんですね。

そこで最初に作ったのが学校の休講情報を表示するサービスです。

というのも、うちの大学がすごいレガシーな大学で、休校情報とか教室変更の情報が紙で貼り出されるので、毎回10分休みの度にすごい人だかりができます。

しかも田舎のキャンパスなので、ビルキャンパスみたいな感じではなくて横に広いんですよね。
だから、端の講義室から端の講義室まで行こうと思ったら10分の休み時間だと絶対遅れてしまいます。

それって結構もったいないなと思っていまして、全部電子化しようって思ってこのようなサービスを作成しました。

ーー そのサービスはどのように拡大されていったのですか?

最初は友達と何人かで作っていて、それを作った時はサーバー代をアルバイトで補填するみたいな感じでやっていました。

ある時その学校に来てくれてた、人材系の会社の採用担当の方が自分たちのサイト見つけてくれて、「このサイトに広告貼りたい」というような話をいただいたんですね。

その時、僕は「サーバー代の足しにできるかも」みたいなことしか考えてなかったんですけど、意外とそれが当時やっていたアルバイトでの稼ぎを超えちゃうぐらい稼いじゃったっていうのがあって、「こうやって自分で仕事を作ることができるんだな」と感じました。

ーー 今、ヘルスケア領域の事業をやられていますが、学生の時から今の事業まで他にも何か事業をやられていたのですか?

そのWebサービスをやりながらも、知り合いのサービスの開発を手伝ったり、エンジニアとして働いたりしながら、思いついたアイディアをカタチにするというイメージで色々とサービスを作りました。
例えば、昼間のAirBnBのようなイメージで自分の働く場所をシェアできるCtoCのWebサービスなどやりました。

ヘルスケア領域に注目した理由

ーー なるほど、Web系に関する事業を色々やっていたんですね。
co-nectはWebとはぜんぜん違うのですが、どうしてヘルスケア領域に注目されたんですか?

きっかけは、自分のエンジニアの友人が精神疾患になってしまったことですね。

同じような生活をしてて、同じようにパソコンに向き合ってて1日中過ごしていたところで、隣の友人が精神疾患だったら自分もそうなるんじゃないかと自分ごとのように思うんですよね。

エンジニアというと、いわゆるシステム系の会社とかIT企業といって、一見花々しく見える一方で、実は裏方ってほとんど8時間以上ずっと座りっぱなしなんですよ。
パソコンとしか向き合わず、隣の人がいるのにテキストメッセージでやり取りするような世界が結構あります。

精神疾患の割合って、IT系だけ他の業界平均に比べて高くて、約2倍ほどの違いがあります。

また、ある論文とか読んだときに、アメリカでは運動療法の方が薬物療法よりメジャーになりつつあるという情報を目にしました。

日本での精神疾患に対しては、ほぼ100%病院行ったら薬を渡される一方、アメリカだと運動プログラムを案内されたりするんですよね。

意外とこういうのって日本にはなくて、何か不調を引き起こす前に予防的に運動を取り入れる方法が大事と思いました。

そこから今のヘルスケアという分野に入るんですが、当時ってジムというとマシン中心のゴリゴリなジムしかなくて、co-nectみたいな森のような空間のジムはほとんどなかったです。

普段運動をしないエンジニアだとマシンジムなんていったら骨折しそうじゃないですか。
そこで、気軽に運動できそうな空間がいいなと思って、co-nectっていう運動もできるコワーキングスペースを始めたのが、co-nectの出発点です。

ーー中山さん、ありがとうございました。
今回は学生起業から、co-nectの構想までの話を主にお聞きしていきました。
次回は、オールインワンアプローチ™の誕生からco-nectの魅力までの話をお聞きしていきます!